幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿より⑧「数量・図形、文字等への関心・感覚」について

「数量・図形、文字等への関心・感覚」の視点からは、

①生活や遊びを通じて、身近に確認することができる数量や長短、広さや速さ、図形の特徴などに関心をもち、必要感をもって数えたり、比べたり、組み合わせたりする。
②文字や様々な標識が、生活や遊びの中で人と人をつなぐコミュニケーションの役割を持つことに気付き、読んだり、書いたり、使ったりすることです。

 小学校に入学するとひらがなや数字、カタカナなど、教育の基礎となる部分を学ぶようになります。その導入として、数量・図形、文字等への関心・感覚を伸ばすには、積み木の形や友達の名前(文字)信号の色や標識など、身の回りあるさまざま数量や図形、文字に触れることにより培われます。また、ルールのあるゲーム(カードゲームやボードゲーム)等を楽しむことにより人と人を繋ぐコミュニケーションも培われます。また、スーパー等のお店に行って、「これいくら?」「この野菜はどんな形かな??」など、身近にあるものを使って親子でクイズも楽しく自然な学びになります。

執筆:城本有理