幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿より⑨「言葉による伝え合い」について

「言葉による伝え合い」の視点からは、

保育士等や友達と心を通わせる中で、絵本や物語などに親しみながら、豊かな言葉や表現を身に付け、経験したことや考えたことなどを言葉で伝えたり、相手の話を注意して聞いたりし、言葉による伝え合いを楽しむようになることです。

 家庭では、親子で絵本や物語等のお話しに触れることにより、言葉に対して相手の話を聞いたり、豊かな表現力を養います。また、親子や友だちとの会話を通して人とコミュニケーションを図る大切さを知ると、社会性や協調性が養われるでしょう。また、日本語の他に英語など多様な言語があることを知り、言葉を発する楽しさを感じられるような機会を設けることもいい事です。そして、毎日の生活の中で、子どもの思いを代弁することや、状況に応じた言葉の使い方をサポートしていくことが重要な援助となります。

執筆:城本有理