☆保育士研修開催しました☆

2023年1月21日(土)、オンラインにて、

『子どもの目線、気持ちから保育士の関わり方を考える(3~5歳児)

  ~アクティブラーニングについて~

研修を実施しました。

今回の研修の柱は大きく分けて2つ。

①アクティブラーニングについて理解する。

②子どもの目線、気持ちを理解し、有効的にアクティブラーニングを活用していけるようになる。

研修の告知の際、「アクティブラーニング曲者!」と表しましたが、本当にアクティブラーニングはその高くそびえる壁として、どのように保育士に伝えていこうか、、、研修の構成の段階で何度も何度も頭を抱えたことか💦

いかに理解してもらえるか、アクティブラーニングへの入口に立つ前に、なぜこの手法があるのか日本という国は子どもたちにどのような未来像を描き、どのように社会で活躍できるようになってほしいのか、日本の教育の方向性から紐解いていきました。

そして、そこから我々保育士は子どもたちにどのように関わり、子どもの気持ちに寄り添い、保育計画とリンクさせ『 生涯にわたる生きる力 の 基礎』を日々の保育の中で展開していくのか、、、保育士の役割、使命を果たしていくのか考えました。

アクティブラーニングは連続性を持った「手段」である

アクティブラーニングは子どもたちが幼児期に「育みたい資質・能力」(3つの柱)を育むための「手段」として位置づけられており、保育士は小中高、18歳までに「育むべき資質・能力」を子どもたちが構築していくために有効的な手段として文科省が推奨しています。

ここから先は、、、、お伝え出来ずごめんなさいm(__)m

少しだけですが💦

その手法を日案の事例をもとに、「3つの学び」の視点から保育計画を紐解いていきます。
事例から保育士は常に主体的、対話的、深い学びの視点を遊びにリンクさせ、子どもの遊んでいる姿を頭の中で想像しながら、保育士と子どもの言葉のやり取り、関わり方を理解していきます。

勿論、アクティブラーニングは手段ですので、気を付けるべきポイントはあります。
それらを踏まえ、子どもたちの成長発達と環境設定、配慮や援助と状況に合わせて課題分離し実践していくわけです。

子どもの目線、気持ちから関わり方を考える

アクティブラーニングを日々の保育で展開していると、スムーズに活動が展開されるとは限りません。

子どもにも体調や気持ちの浮き沈み、興味関心などそれぞれに違います。また、近年、発達障害を持つ子どもや配慮が必要な子ども、医療ケアが必要な子ども等、保育環境も非常に複雑を増してきています。

このような保育環境には各家庭の環境や背景が大きく影響していることは言うまでもありません。

子どもの気持ちをいかに受容し、子ども自身が等身大で意思決定をしていき、遊びを通して楽しさを共有、共感しあい、協働していく、、、まさに主体的にです。

正直、大人でも主体的に仕事をしている人はどれほどいるでしょうか??やや疑問がありますね。

子どもたちの「生涯にわたる人間形成の基盤を作る」事において、我々保育士は子どもに寄り添うとともに保育士がとるべき援助とは何か、保育の連続性を含め子どもの目線や気持ちを大切にしなければなりません。

保育士に求められる「人間的愛情」も研修を通して少しでも認識し、理解してもらえるきっかけを届けることができたのではないかと感じています。

まとめ

アクティブラーニングは

”特別なものではありません”

そして、たまに展開することでもなく、日々連続性を持つものです。

その連続の先には小学校、中学校、高校と18歳まで繋がっています。

保育士の皆さんが「子どものため」という保育は決して

”エゴ保育”

になってはならないのです。

心から子どもたちを慈しみ、愛情を持って大変だとされる保育ですが、保育士という仕事に誇りを持ち保育を子どもたちと共に大いに楽しんでもらいたいと願います☆

執筆:城本有理