2月のエキスパート保育士研修を開催!
◆「保育園におけるハラスメント研修」
2月17日、25日に保育士研修をオンラインにて開催いたしました😊
同日とも同じ内容ですが、17日は一般保育士の参加、25日は主幹職員(園長、主任、副主任)が中心でした。
25日では、参加者が偶然にも役職者という事もあり、中堅管理職における立場も含めた事例もふんだんに盛り込みながら、ハラスメントについて理解を深め、防止策について自分自身と向きあい、且つ”組織”を意識するように研修の構成を考えました。
また、特定社会保険労務士監修の下、保育園の雇用や労働環境も鑑みて最新の情報へブラッシュアップ。
ハラスメントはメディアで取り上げられているものは氷山の一角にすぎません。
子どもたちが元気に保育園生活を送ることができるようにするための環境構成の一つに、保育士自身の職場環境が風通しの良いものであり、人間関係が良好であることが絶対条件です。
また、「パワハラ防止法」に基づくパワハラ防止措置の義務化について、大企業ではすでに2020年6月1日から始まっていますが、2022年4月1日からは中小企業にも適用対象が拡大していることから、保育園におけるハラスメントと照らし合わせていきました。
受講前の保育士からは、
「自分はハラスメントに気を付けているから、一先ずハラスメントの認識を正しく持つために受講した」
という意見が大きかったのですが、
研修後半になってくると、、、
もしかして、
・自分も間接的にハラスメントに加担し兼ねない。
・なにげない頷きや共感がハラスメントの引き金を引く恐れがある
・ハラスメントの認識には個人差が非常に大きく図ることが難しい 等々
という、素直な意見。
また、研修ではハラスメント認識チェックを実施。
場面によっては、パワハラかどうかの判断に「うーん(考)」と考える姿も、、、。
一方で、ハラスメントを正しく理解することは、自分たち自身を守ることにも繋がることに気付いた受講者のみなさん。
質疑応答やディスカッションでは、起こりうる状況について合うとともに、自分自身の立場や周りの保育士との関わり方を見直していくと、ハラスメントに対して前向きな発言が多くなったのは印象的でした。
受講した保育士の感想は??
◆まとめ
講師側から見ると、研修受講者の保育士は、心のどこかで
「自分は関係ないだろう。ハラスメントは気を付けている。」
というハラスメントに対してややぼんやりしていた認識を、
くっきりと正しく認識し、適切な対応を行うことで業務がスムーズに行うことができ、職場環境も自ら風通しの良いものへ作ることができるという方向の道しるべを見つけたのではないかと感じました。
保育現場はチームです。
1人だけが頑張っていても、子どもたちや職員の環境は整えることはできません。
ハラスメントに対する理解を深める事により、互いに人として尊重し、尊敬しあいながら切磋琢磨していける、明るい環境を自ら作り上げていくことが、これから継続的に展開されることを期待します。
◆4月からは??
また、アンケート(一部抜粋)より今後の研修についてリクエストは??
これ以外にも他のアンケートより様々なリクエストを頂いていますので、
4月から行政では中々受けられない、実践に沿った更に保育展開しやすい内容で研修を開催したいと考えています。
保育士の皆さん、もうすぐ3月です。
1年間の集大成!
年度末は本当に大変ですが、明るく元気に保育を楽しみましょう☆
執筆:城本有理